あさが来た|働かない新次郎が大阪の大実業家になる!紡績会社や逸話も

 

朝ドラ『あさが来た』では、新次郎がいよいよ働くようになります。

 

道楽者で鳴らす新次郎ですが、娘の千代に「なぜお父さんは働かないの?」

と痛いところ突かれてひどく動揺します。

 

加野屋の経営が傾いた時でさえ働かなかった新次郎ですが、

さすがに愛娘のひと言に心も揺れるようです。

 

そして新次郎は大阪の遊び仲間と紡績会社を立ち上げて、

初代社長となり実業家としての道を歩みはじめます。

 

しかもそんな新次郎ですが、後に大阪の大実業家となります!

 

現在の新次郎の姿からは想像もできないことですが、こちらをご紹介していきます。

 

まずは新次郎が社長となる紡績会社のモデルやその後などから。

しかも面白い逸話もあります!

 

働かない新次郎が大阪の大実業家になる!紡績会社や逸話も

 

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新次郎が立ち上げる紡績会社のモデルは尼崎紡績で、現在のユニチカです。

 

1889年(明治22年)に、新次郎のモデルの広岡信五郎が謡仲間の本咲利一郎や

梶源左衛門、大塚茂十郎らと設立します。

 

当時伸びてきた紡績業に目をつけたのですが、目標だった100万円の資本金が

思うように集まらず、半額の50万円でスタートします。

 

と言っても、このような大規模の紡績工場は画期的で目論見通り綿の需要もあったので、

事業はすぐに軌道に乗ります。

 

設立当初は1万錘(すい 精紡機の数。紡績事業の規模を表す単位)だったのが、

1901年には4万5000錘まで増加します。

 

従業員も1995年にはおよそ2500人となる大工場に成長します。

 

さらに日露戦争で綿のニーズは飛躍的に伸びて、1914年(大正3年)には

東京紡績を、1916年(大正5年)には日本紡績を吸収合併し、

精紡機は33万錘にまで増加。

 

そして1918年(大正7年)には精紡機が56万錘となり、名称も大日本紡績に改称し、

日本最大の紡績会社となります。

 

その後は1964年(昭和39年)に社名がニチボーになり、1969年(昭和44年)には

日本レイヨンと合併し、ユニチカが誕生し現在に至ります。

 

現在でこそ紡績業の低迷からユニチカは繊維事業だけではなく、

高分子事業や機能材事業に進出していますが、まさに日本の紡績事業をけん引した

リーディングカンパニーです。

 

そんな会社を設立して、初代の社長を務めたのが新次郎のモデルの

広岡信五郎だったのです!

 

広岡信五郎

(広岡信五郎)

 

そして信五郎はその後も、加島銀行の二代目の頭取大同生命の副社長などの

要職を歴任し、大阪の大物実業家へと成長します。

 

ざっくりと説明しましたが、現在のドラマの新次郎からは想像もできないですよね?

 

あさのモデルの広岡浅子も銀行や生命保険会社などで成功しますが、

事業規模では新次郎の紡績会社がダントツの成果をあげます。

 

そんな新次郎のモデル広岡信五郎に関するウンチクと逸話を少々。

 

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尼崎紡績で使用する綿花を調達するために、信五郎らが設立した会社が日本綿花

 

綿花は中国やインドから輸入していましたが、すべて外国の商社に独占されていたので、

それに対抗する意味も含めてこの会社が設立されました。

 

この日本綿花はその後大手総合商社のニチメンに成長し日商岩井と合併して、

現在の双日となります。

 

現在もメジャーリーグで活躍するイチロー選手が日本時代に在籍したオリックスも、

もとはと言えばニチメンの一事業でした。

 

現在は一大企業グループに成長したオリックスですが、その源流も広岡信五郎が設立した

日本綿花にあったのです。

 

また尼崎市の市外局番は兵庫県にも関わらず、大阪市などと同じ「06」です。

 

こちらは1893年(明治26年)に尼崎紡績が大阪の加島屋などと連絡をとるために

自費で電話線を引いたことに由来します(その後、電話線は尼崎市に寄付)。

 

その後尼崎には多くの大阪の企業が工場などを設立することになりますが、

市外通話と市内通話では料金が違います。

 

そのため尼崎市や地元の商工会議所などが電電公社に陳情し、

大阪と同じ市外局番の「06」が割り当てられたのです。

 

そのため尼崎から大阪への連絡は、すべて市内料金で済むことになりました

(市外料金の半額)

 

この端緒になったのも、信五郎の尼崎紡績が電話線を引いたことに由来するのです。

 

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