べっぴんさん|オライオンは勢いなさすぎ?レナウンの躍進が凄かった

 

朝ドラ『べっぴんさん』では、いよいよ潔のオライオン

栄輔のエイスの対決がはじまります。

 

かつての師弟関係だったふたりですが、栄輔はすっかりと変わり果てて

しまってあくどい手段も辞さないようですから、気が気ではありませんね。

 

ところで気になるのが、オライオンのモデルとなっている企業は

尾上清が復興させたレナウンです。

 

昭和30年代の同社の躍進はすさまじく、大きく成長していきました。

 

ドラマの舞台は昭和34年(1959年)ですが、その割にはオライオンが

こじんまりとしており、勢いがなさすぎのように思えます。

 

昭和30年代のレナウンの詳細についてご紹介します。

 

レナウン1

 

コンテンツ

オライオンは勢いなさすぎ?レナウンの躍進が凄かった

 

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まず潔のモデルの尾上清は昭和22年(1947年)に佐々木営業部を再興

させましたが、順調に業績を伸ばして、昭和30年(1955年)には社名を

レナウン商事に改称します。

 

その際にレナウン商事は鈴木達雄に、製造部門のレナウン工業は本間良雄に

社長を任せ、尾上は両社の会長職に就きます。

 

さらに翌年には札幌、仙台、名古屋、広島、福岡といった地方の主要都市に

支店を出して全国展開をはじめます。

 

その際には問屋を通さずに地方の小売店と直接取引ができるレナウン

チェーンストアを設けました。

 

小売店にとっては余計なマージンがかからず、安く仕入れられることから、

レナウンの商品を取り扱うお店を増やすことが目的です。

 

そして昭和33年(1958年)に皇太子と美智子妃の成婚でテレビが普及し

はじめると、尾上はテレビの時代が来ると考えて、積極的に番組提供や

広告などのメディア戦略に乗り出します。

 

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昭和36年(1961年)には小林亜星が作詞作曲し、かまやつひろしが歌った

「レナウン・ワンサカ娘」CMを提供しはじめます。

 

このCMは昭和40年(1960年)に、当時は世界的な人気を誇っていた

フランス人歌手のシルヴィ・ヴァルタンを起用して世間を驚かせるとともに、

一世を風靡しました。

 

YOU TUBEでこのCMの動画がありましたのでご紹介しておきます。

 

 

 

と同時に昭和36年に既製品の婦人服を扱う「レナウンルック」を設立し、

こちらも人気ブランドに成長させていきます。

 

そして昭和38年(1963年)にはレナウン商事とレナウン工業が東証二部に

上場となります(昭和44年に東証一部上場)

 

このようにレナウンは昭和30年代に全国展開、メディア戦略などで

知名度を大幅に上げていきました。

 

尾上は昭和63年(1988年)に亡くなりますが、バブル期には

世界最大のアパレルメーカーとも呼ばれ、一大企業に成長しました。

 

このあたりに鑑みても、ドラマの潔のオライオンは舞台が昭和34年(1959年)

にも関わらず、未だに大急百貨店のいちテナントに過ぎず、物足りなさを

感じてしまうところです。

 

まぁ~あくまでもメインストーリーはキアリスですから、

このあたりは目を瞑ることにしましょう♪

 

今後のオライオンの成長に注目です!

 

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2 Responses to “べっぴんさん|オライオンは勢いなさすぎ?レナウンの躍進が凄かった”

  1. ホット姉 より:

    潔のオライオンの百貨店は扱ってる婦人服が年配向けで高価なものって感じで、若年層の商品ではないですね。栄輔の店は現在のレナウンみたいでカジュアルな感じがします。
    来週あたりからオライオンの戦略とか見られますか?

    • rekidora より:

      ホット姉様

      お久しぶりです。

      そうなんですよ~オライオンの描き方がTHE婦人服と言った感じで、
      モデルのレナウンとはけっこう異なります。

      またしばらくはオライオンには動きがないようです。
      やはり舞台が昭和44年に入ってからじゃないでしょうか。
      ありがとうございました♪

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