べっぴんさん|エースのモデルはJUNじゃない!でも凄いブランド

 

朝ドラ『べっぴんさん』では、栄輔のエース(エイス/AIS)の

快進撃が続きます。

 

アイビールックで若者の心をガッチリと掴んだエースは、

オライオンとの提携は断られますが、独自に全国展開していきます。

 

さらにはその後は商社のKADOSHOのバックアップも得て、

まさに日本のファッション界をリードする存在となります。

 

しかも栄輔は世界を視野に飛躍を目指していますから、

その成長にも注目が集まります。

 

ところで他の記事でもご紹介しましたが、このエースのモデルは

石津謙介が設立したVAN(ヴァンジャケット)です。

 

しかし同時期にアイビールックでVANと双璧を成したブランド

JUNではないか? というご指摘も受けました。

 

結論といたしましては後述しますようにエースのモデルは

JUNではないのですが、JUNVANを上回るほどの

凄いブランドだったのです!

 

JUN

 

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エースのモデルはJUNじゃない!でも凄いブランド

 

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JUNの設立は昭和26年(1951年)創立のVANよりも遅く、

昭和33年(1958年)で当初は男物の水着などを販売していました。

 

しかし昭和30年代に一大ブームとなったアイビールックの流行に乗って、

VANと並ぶ人気ブランドに成長していきます。

 

当時のJUNはアイビールックの熱狂的な信者だった「みゆき族」を意識して、

銀座みゆき通りに1号店となるブティックを開店。

 

その後は当時はまだ珍しかったフランチャイズ方式を採用して、

全国の百貨店に展開していきました。

 

VANのアイビーはアメリカントラディショナルを基調にしていたのに対し、

JUNのそれはヨーロピアンスタイルを取り入れることで差別化を

図っていきました。

 

1970年代まではVANJUNは競いながら日本の若者のファッションを

リードしていきましたが、やはり当時の人気はVANのほうがあったようです。

 

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しかしVANは石津謙介の指揮のもと無理な拡大路線や多角経営化に走り、

昭和53年(1978年)におよそ500億円もの負債を抱えて倒産してしまいます。

 

それと対照的にJUNの経営は前記のようにフランチャイズ方式を採用するなど

かなり堅実で、本業以外の多角化もほとんどしませんでした。

 

また商品とは無関係のイメージ広告などをいち早く配信したり、1980年代に

巻き起こったDCブランドブームの際にはシフトチェンジしたりと、

堅実でありながら柔軟性も兼ね備えた経営方針が垣間見られます。

 

さらにはVANが苦手としたレディースファッションのジャンルも開拓し、

昭和40年代には「ROPE」のブランドを立ち上げて軌道に乗せることに

成功しました。

 

そのため倒産してしまったVAN(その後に再興)を尻目に、アイビーブーム以来

50年以上もヤング・ファッションをリードしている稀有なブランドとして

知られています。

 

このようにVANはイケイケ路線であり得ないほど急成長したあげくに花火のように

散ってしまいましたが、JUNは平成の世の現在まで健在で、根強いファンも

多くいるブランドです。

 

で、ドラマの栄輔のエースがJUNでなくVANであるのは、潔のモデルとなっている

レナウン会長の尾上清と石津謙介との関係性やアイビールックでもっとも支持を

受けているブランドであることなどです。

 

とは言え、最終的に大きな注目点となるのが、エースが倒産するかどうかです。

 

もし潰れてしまうなら、まさにVANと同じ運命ですし、その後も隆盛を誇るなら

VANJUNをミックスしたブランドということにもなりそうです。

 

このあたりは大きな見どころですし、注目ですね♪

 

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