べっぴんさん|メリヤスって何?供給ストップでキアリスが窮地に!

 

朝ドラ『べっぴんさん』では、キアリスの商品に用いるメリヤス

製造している工場が廃業することになります。

 

周知の通りキアリスは高品質をウリにしていますから、すみれたちも

納得のできる商品を作れなくなってしまうと困惑します。

 

実はこれには裏があり、栄輔のエイスが工場ごと買収してしまい、

キアリスへの生地の供給をストップさせます。

 

まさにこれらはキアリス側としては青天の霹靂で、他に良質のメリヤスを

製造できる工場を探しますが、成果は芳しくありません。

 

また栄輔にメリヤスの供給を願い出ますが、彼はそんな願いを

一蹴してしまいます。

 

恐らくは栄輔はキアリスへのメリヤスの供給を、オライオンとの交渉の道具に

使うつもりでしょうが、このあたりの行方には注目です。

 

※追記

後に栄輔は五十八や潔の言葉が心に刺さり、キアリスに肌着用のメリヤスを

供給するようです。

 

ところでそもそも渦中のメリヤスというものは、どのようなものなのでしょうか?

 

またキアリスのモデル企業のファミリアはどうだったのでしょうか?

 

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メリヤスって何?供給ストップでキアリスが窮地に!

 

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メリヤスとは現在では平編みで編んだ布地やそれらを使った製品を指しますが、

昭和30年ごろまでは伸縮性のある生地を広くメリヤスと呼びました。

 

メリヤス

特に肌着などには伸縮性は欠かせないので、その原材料としては必須のものでした。

 

また例えば赤ちゃんのおしめなどは、伸縮性はもちろんのこと、吸水性なども

必要ですから、より高度の製造方法によるメリヤスが必要となるのです。

 

で、日本へのメリヤスの伝来は、永禄10年(1567年)から寛永12年(1635年)ごろ、

南蛮貿易によって入ってきたとされています。

 

その後は国産のメリヤスも誕生しますが、昭和初期あたりまでは外国製のほうが

遥かに優れていたようです。

 

しかし国産メリヤスの品質の向上に大きな貢献をしたのが、ドラマの坂東営業部の

モデルとなっている佐々木営業部です。

 

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同社は昭和元年(1926年)にレナウン・メリヤス工業を設立して、

高品質のメリヤスの製造に着手します。

 

その後の技術向上などもあり、昭和13年(1938年)ごろには外国製にも負けない

品質のメリヤスを製造することができるようになり、「日本一のメリヤス会社

称賛もされることになります。

 

戦時中に佐々木営業部は消滅してしまいますが、戦後に尾上清が再興し、

製造部門は後にレナウン工業として上場もします。

 

明確な資料はありませんが、キアリスのモデルとなっているファミリアも、

坂野惇子や通夫と尾上の親密な関係性に鑑みれば、当初はレナウンから

メリヤスの供給を受けていたと思われます。

 

ただしその後はレナウンは商品の販売などのアウターを拡充させていきますし、

ファミリアも独自に自社の商品に最適のメリヤスを追求することになります。

 

その結果、坂野通夫はアメリカのケイパート社が製造している

ベビーグローという生地に着目します。

 

この生地は従来の商品よりもタテやヨコへの伸縮性に富み、また肌触りも抜群

だったことから、赤ちゃんの肌着には最適と考えました。

 

そのためファミリアはケイパート社と交渉を重ね、昭和38年(1963年)8月に

ベビーグローに関しての技術提携を結ぶことになります。

 

このベビーグローは現在のファミリアの商品にも使用されている優れものです。

 

キアリスのモデルとなっているファミリアのメリヤスとの関わりは

このような感じですが、ドラマで工場が買収されるなどのエピソードは

すべてオリジナルとなります。

 

とは言え、エイスとオライオンの対決にキアリスも巻き込まれることに

なりますから、物語は盛り上がりそうですね♪

 

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