とと姉ちゃん|花山伊佐次の写真へのこだわり!花森安治はどうだった?

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、花山伊佐次の提案した直線裁ちのワンピースの

製作方法が雑誌「あなたの暮し」の創刊号の目玉企画になります。

 

当時は洋服の生地も高価で洋裁の技術もさほど普及していない時代でしたから、

モニター的な役割を果たしたカフェー浪漫の女給たちにも大いにウケましたね♪

 

と同時に、花山が提案したのは直線裁ちで製作したワンピースを

イラストではなく写真で雑誌に掲載すること。

 

当時の雑誌はコストなどの関係でまだまだ写真を採用しておらず、

イラストや挿絵が多かった時代です。

 

しかも雑誌作りをはじめたばかりの常子たちは資金力に乏しく、

できるだけコストは抑えたいもの。

 

それにも関わらず花山は写真の掲載にこだわりますが、

これはモデルの花森安治と同様です。

 

暮しの手帖1

(暮しの手帖の創刊号)

 

花山伊佐次の写真へのこだわり! 花森安治はどうだった?

 

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花山のモデルとなった花森安治は単なる編集者に留まらず、

イラストレターやデザイナーとしても一流の腕を持った人物でした。

 

そのため誌面の「見せ方」などにも非常にこだわっており、

「暮しの手帖」の誌面のレイアウトや割り付けなどは、

亡くなるまで自身でおこなっていました。

 

また読者の視覚にダイレクトに訴える写真の有効性には早くから気付いており、

「暮しの手帖」には創刊号から多くの写真を用いていました。

 

それは数字で示すと明確で、創刊号から第10号までの写真ページの割合は

20%もありました。

 

当時の四大婦人誌の筆頭格であった「主婦の友」の写真ページは10%程度

ですから、いかに「暮しの手帖」が写真を多く用いていたかがわかります。

 

しかも「暮しの手帖」は20号の頃になると、写真ページは40%を占める

ことになります。

 

しかも花森の写真へのこだわりはそれだけではありませんでした。

 

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たとえば白黒写真の時代に小物の色にこだわって、わざわざ大橋鎭子らに

オーダーメードで作成させたこともあります。

 

白黒なので色はあまり関係ないのですが、来るべきカラー写真の時代を見据えて

鎭子ら編集者の色彩感覚を鍛える意味でそうさせたという逸話です。

 

また同誌の編集部員全員に、ポケットマネーでカメラを買い与えていました。

 

しかも花森主催の社内写真コンテストもたびたび催されており、

各作品には批評を加え、できのいいものには自腹で賞金も出しています。

 

また彼は常々編集部員に対し、「編集者たる者、ペンとともに必ずカメラを

持つべし」と教えています。

 

このような写真へのこだわりも、すべては いい雑誌を作るためです。

 

花森は良質の雑誌を作るためには手間もお金も惜しまなかったのです。

 

ちなみに「暮しの手帖」の創刊号の写真は花森自身が撮影したものではなく、

カメラマンの松本政利が撮影しています。

 

松本は元報道カメラマンで、その後も同誌の写真を多く撮影していますが、

かの著名な写真家の木村伊兵衛をもって

「白い皿の上に乗せた白い豆腐をモノクロで見事に撮る」と賞賛された人物です。

 

松本が同誌と関わることになる経緯などは不明ですが、

恐らくは花森の判断によるものと思われます。

 

またドラマでは「あなたの暮し」の創刊号の直線裁ちのワンピース特集の

モデルには、常子と鞠子、美子の小橋三姉妹と友人の村野綾が務めていました。

 

リアルではモデルを務めたのは鎭子と編集部員の清水洋子

(ドラマには登場しないメンバー)でした。

 

今後は花山を通じて、花森安治の傑出ぶりや天才ぶりも多々描かれるでしょうが、

楽しみですね!

 

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