わろてんか|娘義太夫ってなに?リリコが東京で人気者に!

 

朝ドラ『わろてんか』では、てんの恋のライバルになるのが

広瀬アリスさん演じる秦野リリコです。

 

リリコは旅芸人一座時代からの藤吉の仲間の女芸人。

 

ヒロインのてんとも幼少期から面識があるばかりか、

藤吉への恋心のせいで疎ましく思ったり、たびたび邪魔をする

「面倒な女」です。

 

そんなリリコですが、東京に行くと娘義太夫(むすめぎだゆう)で

一躍人気者になります。

 

この娘義太夫とはどのようなものなのでしょうか?

 

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娘義太夫ってなに?リリコが東京で人気者に!

 

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「娘義太夫」あるいは「女義太夫」と呼ばれるのは、

要は女性による義太夫節のことで、演者が若い女性の場合に

娘義太夫と呼ばれます。

 

 

基本形は太夫(語り手)1名と三味線1名ですが、

太夫と三味線が複数になる場合もありますし、

筝が加わることもあります。

 

女性による義太夫節は江戸時代後期ごろからおこなわれていましたが、

水野忠邦の天保の改革で女芸人自体が禁止となったので廃れていきました。

 

しかし明治10年(1877年)の寄席取締規則によって

女性芸人が法的に認められると義太夫も復活。

 

その後は江戸期以上の隆盛を誇って、専門の小屋が並ぶほどの

ブームを巻き起こします。

 

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10代後半の人気の太夫は現代で言えばまさにアイドルで、

たとえば当時の人気太夫の竹本京子には、花菱連や糸成連といった

ひいきの組織(言わば「追っかけ」)までありました。

 

(竹本京子)

 

また人気作家の志賀直哉は豊竹昇之助、詩人の木下杢太郎は豊竹昇菊、

俳人の高浜虚子は竹本小土佐といった太夫に熱を上げていたことも

判明しています。

 

 

このような娘義太夫でしたが明治末期から大正初期にかけて

人気のピークを迎えて、大正12年(1923年)に発生した

関東大震災を機に急速に衰えていくことになります。

 

とは言え娘義太夫は現代でも承継されており、国立演芸場や

お江戸上野広小路亭などでも定期的に公演があり、

観劇することも可能です。

 

 

YOUTUBEに娘義太夫の動画がありましたので、

そちらも紹介しておきます。

 

 

 

リリコ役の広瀬アリスさんがインタビューで娘義太夫の稽古を

積んだことを明らかにしていますので、ドラマでも実際に

リリコが演じる様子が描かれそうです。

 

このあたりは非常に楽しみですし、演者が広瀬さんならば

かなり華やかな舞台になりそうですね♪

 

撮影の本番はかなり緊張したと語っていましたが、

稽古の成果なども待ち遠しいところです。

 

乞うご期待ですね~

 

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