とと姉ちゃん|常子が辞める甲東出版のシビアな運命!雑誌新世界は?

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、終戦とともに戦争に行った

甲東出版の谷誠治五反田一郎が復員。

 

彼らの留守の間、社判を預かり貸本屋として社を守ってきた常子の下に戻ってきます。

 

日本が敗戦で占領軍がやってきた戦後でしたが、出版社を悩ませた検閲や

出版法などの出版統制もなくなって、書きたいことを書ける世の中になりました。

 

甲東出版の人びとも、休刊していた雑誌「新世界」の再刊の準備に取りかかるべく

奔走しますが、何と今度は常子が甲東出版を辞めることを決意します。

 

青鞜

 

常子が甲東出版を退社する理由は?

 

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常子が甲東出版を辞めるのは、女の人に役立つ雑誌作りをしたいと

思ったからです。

 

常子のこれまでの人生では青柳滝子をはじめ、森田まつ、東堂チヨ、早乙女朱美、

お竜など力強く生きる多くの女性たちに出会ってきました。

 

そんな女性たちに役立つような雑誌を作ることを決意する常子ですが、

そのきっかけとなるのが中田綾との再会です。

 

他の記事でもご紹介しましたが、常子は戦後まもなく変わり果てた姿の

中田綾と再会することになります。

 

医者の夫の戦死、その後の義母のイビリなど非常につらい経験をした綾でしたが、

どんなにつらい時でも平塚らいてうの雑誌「青鞜」が心の支えになったことを

告白します。

 

「青鞜」といえば、ふたりが女学生時代に担任の東堂チヨが貸してくれた雑誌です。

 

そんならいてうの「青鞜」は、こんなところで大いに役に立っていたのです!

 

加えて、東京大空襲の時に再会したお竜の存在も大きかったようです。

 

お竜は不良少女ですが、幼い弟や妹を育てながら力強く生きている女性です。

 

大空襲で焼け出されたお竜たちを自宅に招く常子ですが、

その時に大きな影響を受けるようです。

 

このように戦後次々にメンバーが復帰した甲東出版ですが、

彼らと入れ替わる形で常子が辞めることになってしまいます。

 

常子が辞める甲東出版のシビアな運命! 雑誌新世界は?

 

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常子が辞めた甲東出版ですが、休刊中だった雑誌「新世界」

どうやら再刊するようです。

 

常子が抜けたのは痛いですが、その道のプロである谷や五反田がいますから、

どうにか「新世界」の再刊にこぎつけるようです。

 

また常子が退職した後も、五反田が雑誌作りのアドバイスを与えてあげるなど、

良好な関係は続くようです。

 

しかしその後、昭和23年(1948年)に甲東出版は大手出版社に

吸収合併されてしまうというシビアな運命を辿ります。

 

終戦後はこれまでの統制経済から、名実ともに自由経済に移行した激動の時代です。

 

社会のシステムも大きく変わってしまったので出版業界ばかりではなく、

多くの業界で再編がおこなわれました。

 

どうやら零細出版社の甲東出版も時代の波には乗れなかったようですね…

谷や五反田といった有能な人物がいただけに残念です。

 

その後の常子との関わりは不明ですが、五反田に関しましては

花山伊佐次の大学の後輩ですし、旧知の仲ですから何らかの形で関わるように思えます。

 

ちなみにリアルの大橋鎭子が在籍した日本読書新聞ですが、

昭和24年(1949年)に編集長の田所太郎が退職するものの、

その後は柴田錬三郎などが編集長を引き継ぎます。

 

そして新左翼運動の盛り上がりとともに、1960年台から70年初頭にかけて

全盛期を迎え(柴田は既に退社)、昭和59年(1984年)まで存続しました。

 

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