わろてんか|北村笑店も通天閣を買収!やはり炎上してしまうの?

 

朝ドラ『わろてんか』では、北村笑店が大阪の街のシンボルの通天閣を買収

することになります。

 

他の記事でもご紹介しましたが、てんが長年の功績によって勲章を受章する

のですが、その際に通天閣が売り出されていることを知ります。

 

てんは叙勲によって「女太閤」と呼ばれており、買収の機会としても絶好と考える

風太らの後押しによって通天閣を買収することになります。

 

実際に北村笑店のモデルの吉本興業は戦前に通天閣を買収しており、

このエピソードは実話です。

 

しかし吉本興業が買収した初代通天閣は火事によって焼け落ちてしまっています

ので気になります。

 

 

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北村笑店も通天閣を買収!やはり炎上してしまうの?

 

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まずドラマでは昭和14年(1939年)にてんが勲章を受章して、通天閣も買収する

という流れですが史実は異なります。

 

吉本せいが紫綬褒章を受章したのは昭和3年(1928年)のことで、通天閣を買収

したのはその10年後の昭和13年(1938年)です。

 

初代通天閣は明治45年(1912年)に大型遊園地のルナパークとともに完成。

 

ルナパークとロープウェイで結ばれていたり、大阪で2番目となるエレベーターを

設置したりとかなりの話題となっていました。

 

 

ところが大正12年(1923年)にルナパークが閉園すると経営が悪化。

 

そこへ吉本せいが買収を持ち掛けて、31万円で購入しています。

 

買収後は大幅に改修してリニューアルオープンしていますが、劇的に経営は

向上したわけではありませんでした。

 

どうやら吉本せいは利益を挙げるために通天閣を買収したわけでなく、

大阪のシンボルである通天閣を吉本興業部がその手中に収めること自体に

意義を見出していたようです。

 

ドラマのてんに関しては、大阪のシンボルである通天閣が他人の手に渡るのを

防ぐ意味で買収に及ぶようです。

 

そしてリアルの初代通天閣ですが、購入から5年後の昭和18年(1943年)1月に

火災によって焼失しています。

 

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通天閣の直下にあった映画館の大橋座から出火して、新世界花月や芦辺劇場

などにも延焼。

 

通天閣は火事により倒壊することはありませんでしたが、火力が激しく

30mの高さまで焼け焦げてしまいます。

 

そのため強度不足となって、吉本側も復旧を諦めて解体

 

鉄骨は大阪府に献納しています。

 

このあたりはドラマも同じ流れになるようで、北村笑店が買収した通天閣も

昭和18年に火災に巻き込まれて解体される運命を辿ります。

 

ちなみに現在の2代目通天閣は昭和31年(1956年)に、初代とは別の場所に

建てられています。

 

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