わろてんか|崇徳院(すとくいん)のあらすじや内容は?団真の落語

 

朝ドラ『わろてんか』では、ニセ団吾の団真の素性が判明。

 

お夕の行方不明の夫だっただけではなく、実は落語家でした。

 

その証に落語の演目「崇徳院(すとくいん)」を披露します。

 

ところが団真は落語家としての自信をすっかりと失っており、

うまく演じることができません。

 

今後は団真の落語家としての復活が大きな見どころとなりますが、

そのバロメーターとなるのが崇徳院です。

 

団真がこの演目をしっかりと演じ切れば復活の証となりますが、

そもそもこの崇徳院とはどのような演目なのでしょうか?

 

 

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落語の崇徳院(すとくいん)のあらすじや内容は?団真の演目

 

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崇徳院は上方落語の中でも古典落語とされる有名な演目です。

 

現在では東京などでも演じられますが、様々なバージョンも存在します。

 

30分以上の大ネタで寄席などではプログラムの関係上、トリの演目とされる

ことが多く、若手の落語家は演じることができません。

 

また独演会などの場で演じられることも多いそうです。

 

そんな崇徳院のあらすじは次のとおりです。

 

(前半)

 

大阪のとある商家の若旦那が恋煩いで重病になり、幼なじみの熊五郎が

理由を聞きだします。

 

すると若旦那は高津神社近くの茶屋で美しい娘と出会って一目ぼれしたことを語ります。

 

娘が店を出ようとする際に膝に掛けていた帛紗(布)を落としたので、

若旦那は追いかけて届けます。

 

すると娘は小倉百人一首の崇徳院の和歌の上の句である

「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の」を紙に書いて渡します。

 

若旦那は下の句である「われても末に逢わんぞと思う」を思い出して、

いつかまたあなたと会いたいという意味と解釈して恋煩いに陥りました。

 

熊五郎はそれを親旦那に報告すると、高額の褒美をすることを条件に、

3日間で娘を探し出すことを依頼されます。

 

(後半)

 

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熊五郎はやみくもに娘を探し回ったために、2日間を無駄にしてしまいます。

 

妻は多くの人が集まる風呂屋や床屋で「瀬をはやみー」と叫んで反応を見ればいいと提案。

 

熊五郎は町中の床屋で叫びますが客が誰もいなかったり、思い当たる娘は

まだ子供だったりと、最終日も日が暮れていきました。

 

ところが最後に入った床屋で、とある職人から重い恋煩いで今日明日の身

となっている娘の情報を入手。

 

娘は一目ぼれした若旦那に崇徳院の下の句を渡したことなどからお目当ての

娘であることが判明。

 

しかしその職人も娘の親から褒美を条件に若旦那を探し出すことを

命じられており、どっちの家に先に行くかで熊五郎とつかみ合いとなります。

 

はずみで床屋の鏡が床に落ちて割れてしまい、店主はどうしてくれると怒ります。

 

そこで熊五郎は「割れても末(月末の意味)に買わんぞと思う」と言って、

これがサゲ(オチ)となります。

 

熊五郎の最後のセリフが崇徳院の下の句の「われても末に逢わんぞと思う」

に掛けられているのです。

 

下の句は「別れてもいつか逢いたいと思う」の意味ですが、

熊五郎のセリフは「(鏡が)割れても月末に買おうと思う」の意味です。

 

韻やリズムは似ていますが、ばかばかしいほどかけ離れた内容が面白いようです。

 

また熊五郎は間抜けですが、最後の最後で機転を利かせるセリフを放つ点

などにもこの演目の面白さがあるようです。

 

崇徳院のあらすじをかなりザックリとまとめるとこんな感じになりました。

 

他にも複数のサゲがあるようですが、前記のサゲがオリジナルのようです。

 

ドラマでも団真の崇徳院に期待しましょう!

 

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