とと姉ちゃん|当時の日本製は粗悪品が多かった納得の理由!

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、「あなたの暮し」の商品試験が好評です。

 

大反響があったアイロンの次は電気釜と、当時の日常生活には欠かせない

家電製品について次々に試験して、その結果を誌上で公表していきます。

 

当時の日本製品は欠陥商品なども多く、家電製品に関しては

壊れるのが当たり前」と思われていた時代だけに、

これは消費者にとってありがたいことですね♪

 

ところでモデルとなっている「暮しの手帖」の商品テストも、

多くの家電製品に及びました。

 

そして数々の性能が劣るとされた製品を酷評してきましたが、

その中にはナショナルや東芝、日立、サンヨーといった

大手メーカーの商品も数多く含まれています。

 

現在これらのメーカーは日本の製造業をけん引する有名企業ばかりですが、

そんなメーカーの商品にも不具合が多数あったのは驚きですね。

 

ではなぜこのような大手メーカーを含めた当時の日本製に、

粗悪品や欠陥商品が多かったのでしょうか?

 

メーカー側の意識の低さや利益追求重視と言ってしまえばそれまでですが、

その詳細を調べてみました。

 

実は納得の理由があったのです!

 

商品テスト

 

コンテンツ

当時の日本製は粗悪品が多かった納得の理由!

 

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まず「暮しの手帖」の商品テストは家電製品については、

大手メーカーの製品を中心にテストしています。

 

消費者が購入するのは大手メーカーの製品が主ですから必然的にそうなるのですが、

その中でも欠陥商品を疑われるような低品質の製品も少なくありませんでした。

 

その一例としては繰り返し使用するうちにスイッチが切れなくなって煙を上げる

トースターや持ち手が高熱を帯びるアイロン、吸引力が著しく落ちてしまう掃除機など。

 

しかもそれらはナショナルだったり、東芝だったり、日立だったりと、

軒並み現在の一流メーカーなので驚きです。

 

で、これらのメーカーは昔はドラマのアカバネ電器製造のような

利益を追求するなら欠陥商品の発売も辞さないメーカーだったかと言えば、

そうでもありません。

 

製品を発売する前には自社でJISで定められている試験や検査をおこなって、

それをパスした製品のみを販売しています。

 

ではなぜ前記のような粗悪品や欠陥商品のような製品が出回るのかと言えば、

それは当時の試験や検査方法に問題があったからです。

 

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当時の検査方法は機械的なものや電気的な測定が中心で、各メーカーともに

長期間の耐久テストをほとんどやっていなかったのです。

 

たとえば掃除機などは、検査はJISで定められていた吸い込みの仕事率が中心でした。

 

そのため製品の使いはじめに一定の基準をクリアすれば合格で、

その製品がどれだけそのような性能を維持できるかといった見地からの試験は

ほとんどおこなわれていません。

 

だから各メーカーともに、使い続けると壊れてしまうという製品が

続出する結果となったのです。

 

「暮しの手帖」は商品の耐久性にも注目して自社でテストをおこなったので、

それらの不具合を見逃しませんでした。

 

耐久性のテストには労力とコストがかかりますが、敢えてそれをおこなったのです。

 

たとえばトースターのテストでは1台につき2000枚ものパンを焼きましたし、

電気冷蔵庫の試験ではドアを1万回も開け閉めしています。

 

ソケットの試験では1万回も抜き差しを繰り返したりと、

このあたりの逸話は枚挙に事欠きません。

 

このような気の遠くなるようなテストを地道におこなっていった結果、

製品の耐久性についての問題点も浮き彫りにされたのです。

 

こうして同誌は一般的な性能の劣る商品はもちろんのこと、

壊れやすい製品」も世に公表することができたのです。

 

当時の家電製品は軒並み高嶺の花でしたから、これは多くの消費者に支持されて、

その結果として各メーカーも発売前に製品の耐久テストを徹底することになります。

 

現在では高品質の代名詞のようなMADE IN JAPANですが、

このような時代もあったのですね~

 

これらの理由を知れば納得できますし、改めて「暮しの手帖」の商品テストの

社会的意義の大きさを感じますね♪

 

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