とと姉ちゃん|商品試験のモデル商品テストで酷評のメーカーや商品

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子や花山伊佐次の「あなたの暮し」の

最大の目玉企画となるのが「商品試験」です。

 

当時の日本製の商品には粗悪品も多かったので、これを文字通り

自分たちで試験をしてその性能や品質を検証。

 

しかも商品名や製造メーカーも実名で掲載することから、

これが大いに読者に支持されます。

 

その結果、「あなたの暮し」は押しも押されぬ人気雑誌と

なっていくのですが、これらは「暮しの手帖」の商品テスト

モデルとなっています。

 

同誌の商品テストは生活必需品を多岐にわたって取上げましたが、

その内容の厳格性、公正性からかなりの反響がありました。

 

そのため絶賛された商品は売れに売れ、酷評されたものは売れない

という社会現象まで引き起こしました。

 

そんな「暮しの手帖」の商品テストで酷評されたメーカーや商品をご紹介します。

 

商品テスト

 

商品試験のモデル商品テストで酷評のメーカーや商品

 

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(お断り)

すべて当時のメーカーや商品に関しての当時の評価です。

現在の同じメーカーの商品とは無関係です。

 

「食器洗い機」

第98号(昭和43年12月)で、8つのメーカーの食器洗い機をテストして

「愚劣」とまでに酷評し、当時の食器洗い機を完全否定しています。

 

当時の食器洗い機は手洗いならば10分程度で済むものを、

1時間近くかけて洗浄も不完全だったので、このような評価となったのでした。

 

ナショナル(現パナソニック)と日立の製品は性能があまりに酷く、

日立に至っては「これを派手な宣伝で大いに売り込もうとしていた」と

花森安治は辛辣に指摘しています。

 

さらには第2世紀第4号(昭和45年2月)でもナショナルとサンヨーの

改良版の食器洗い機を検証し、「食器洗い機は当分あきらめるより仕方がない」

との判定を下しています。

 

「石油ストーブ」

イギリスのアラジン社の名品「ブルーフレーム」と比較して

国産メーカーの石油ストーブを検証。

 

すべての商品を「日本製の名に泥を塗る」と辛らつに批判しています。

 

※その後のメーカーの改良製品は褒めています。

 

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このテストの記事でブルーフレームは売れに売れることになります。

 

「洗濯機」

第60号(昭和36年7月)の「電気センタク機をテストする」で

各メーカーの製品12台を検証しましたが、「まあまあ」の評価を得たのは

ナショナルと富士電機の商品のみ。

 

翌第61号ではサンヨーの脱水乾燥洗濯機をこき下ろし、時間内に乾かないことや

シワがひどいことなどを理由に、「物干し台のほうがありがたい」とした上で、

役に立たないとの評価を下しています。

 

※当時の洗濯機は大卒初任給の約3倍もしたことから、

この点も厳しい評価につながったようです

 

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「冷蔵庫」

第35号の「電気冷蔵庫 上手な選び方」では直接テストはしていないものの、

使用者のアンケートをもとに性能や故障回数などを調べ、

全メーカーの商品についておすすめなどの高い評価は与えませんでした。

 

ただし前記の食器洗い機のように性能などを完全否定しているわけではなく、

当時の電気冷蔵庫の高額な販売価格に鑑みて、氷の冷蔵庫やジャーで十分

というのが花森の見解でした。

 

※その後も冷蔵庫はしばしば取り上げますが、好意的な評価をする商品も

増えていきます。

 

このように「暮しの手帖」で酷評されたメーカーや商品の一部を

ご紹介しましたが、評価を下す花森安治は商品の性能ももちろんのこと、

メーカーの広告の内容についても厳しかったようです。

 

前記の日立の食器洗い機やサンヨーの脱水乾燥洗濯機などは広告の内容も

やや誇大だったことも、花森の辛辣な批判を受けた原因のようです。

 

さらには次のようなものもありました。

 

「薬局方蜂蜜」 はちみつを原料とした生薬

ラベルの蜂蜜の純度が信用できない。

 

「ポッカレモン」 ※レモンの濃縮果汁

成分の不当表示。

 

やはり花森も長年広告に携わってきた経験から、誇張的な表現や

不当表示を疑われるような売り方は許せないようですね。

 

このように実名を挙げて酷評することもあったので、

特定のメーカーからは嫌がらせを受けるなどもありました。

 

しかしこのような厳正で公平、なおかつ実名を挙げての商品テストは

粗悪品の排除はもちろんのこと、各メーカーの改良の努力を促したのも

事実です。

 

その後、「MADE IN JAPAN」は世界的な信用を得るほど

製品の品質は向上しますが、「暮しの手帖」の商品テストも

それに一役買ったのは間違いないでしょう。

 

そのことを考えると、同誌のこの企画は庶民生活の向上にかなりの貢献を

したと言えますよね?

 

ドラマでも「あなたの暮し」で商品試験が掲載されることになり、

それを契機に数々の出来事も起こります。

 

このあたりも楽しみですね♪

 

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2 Responses to “とと姉ちゃん|商品試験のモデル商品テストで酷評のメーカーや商品”

  1. ホット姉 より:

    雑誌社が日本製の製品メーカーの商品テストをして批評をしているのは斬新ですね。それだけ暮らしの手帖(あなたの暮らし)社が世間から信用されてたって事ですか?当時、日立やナショナルの製品も酷評されていたとは考えられないですね。

    • rekidora より:

      ホット姉様

      そうなんですよ~暮しの手帖の商品テストはかなり斬新だったのです♪

      しかも当時、他でおこなっていた商品テストは商品の提供をメーカーから受けたり、
      金銭の供与を受けていたものさえあったので、同社のそれはかなり異色で、
      公正性と厳格性は群を抜いていました。

      そのために暮しの手帖は世間に信用され、最終的には部数を100万部近くに伸ばします。

      当時の日本の技術は酷いもので、現在の大手ですら問題のあるものを販売していました。
      しかしその後のメーカーの努力は特筆もので、現在の日本製の高品質のイメージさえ作りました。

      おっしゃるとおり現在からすれば信じられないことですが♪

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