とと姉ちゃん|花森安治が広告を掲載しない本当の理由!花山伊佐次は?

 

朝ドラ『とと姉ちゃん』では、「あなたの暮し」に掲載した広告が原因で

常子と花山伊佐次が断絶することになります。

 

あくまでも広告を掲載しないスタンスの花山に対し、常子は同誌の売上が

低迷したことに見かねて、料理学校の広告を内緒で掲載してしまいます。

 

このことを知り激怒した花山はあなたの暮し出版を去ることになりますが、

常子は三女の美子にも非難されることになります。

 

まぁ~花山は必ず戻って来ることになるでしょうが、そこに至るまでの経緯などにも

注目ですね♪

 

ところで「あなたの暮し」のモデルとなっている「暮しの手帖」は、

外部からの広告を一切受け付けないという類まれなスタンスをとっていることで

知られています。

 

それを決めたのが花山のモデルの初代編集長の花森安治です。

 

このところ花森安治についてリサーチを進めてきましたが、

彼が広告を掲載しない本当の理由がわかりました!

 

花森安治1

 

花森安治が広告を掲載しない本当の理由! 花山伊佐次は?

 

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別の記事でも書きましたが、花森安治が「暮しの手帖」に広告を掲載しない理由は

①誌面に広告が入るとデザイン面が阻害されること、②広告主から余計な圧力が

加わることを避けるためというのが知られています。

 

これらは実際に彼が同誌の編集後記などに記載したものですが、

本当の理由はもっと深いところにあったようです。

 

希代の編集者として知られる花森の研究は多くの研究者がおこなっていますが、

それらをみるとどうやら彼が広告を掲載しなかった本当の理由は

戦時中に従事した大政翼賛会にあるようです。

 

ドラマでは内務省の宣伝部という設定になっていましたが、

花森は大政翼賛会の宣伝担当で、「進め1億火の玉だ」「ぜいたくは敵だ」

「欲しがりません勝つまでは」などの様々な標語にも関わっていました。

 

彼は大政翼賛会時代のことはほとんど語らなかったそうですが、

どうやら「宣伝の魔力」を身に染みて感じたようです。

 

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彼が大橋鎭子から雑誌作りのオファーを受けた時に出した条件が、

「二度と戦争が起こらないような、そんな雑誌作りをすること」です。

 

花森自身出征して満州で軍隊経験もあり、前線の悲惨さも理解しています。

 

さらには大政翼賛会時代に様々な標語やスローガンに関わっており、

結果的には戦争を推進してしまう片棒を担いだことに悔いを感じていたことでしょう。

 

そしてこのあたりに、外部の広告を掲載しない本当の理由があるように思えました。

 

実際にこのあたりを指摘している研究者もおり、自身の作成した標語やスローガンによって

多くの庶民が戦争に向かって行ってしまった経験から、広告の恐ろしさや怖さを熟知した末の

決断のように思えます。

 

もちろん前記のように、デザイン上の理由や広告主の圧力も大きな理由です。

 

また花森は広告自体は否定しないものの、一般的な雑誌に掲載される広告の量が

「多すぎる」などと批判したこともあります。

 

彼自身広告のプロであり、「暮しの手帖」の編集長と並行してアサヒビールの広告や

コピーを一手に引き受けていました。

 

しかしやはり自身が生涯を賭けて臨んだ「暮しの手帖」には、

外部の広告を掲載することにかなりの抵抗があったようです。

 

ドラマでも花山がペンを握らない理由として、内務省の宣伝部時代の経験が

描かれていましたが、やはりその後の人生にも大きな影響を与えるようにも思われます。

 

このあたりの描かれ方などは興味深いですね。

 

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