まんぷく|自宅の差し押さえや担保のネタバレと実話!

 

朝ドラ『まんぷく』では、池田信用組合の理事長の萬平は織田島製作所の万能調理器を生産・販売させるために池田にある自宅や土地を担保にして梅田銀行からの融資を引き出します。

 

追加融資は1000万円もの大金で、もし万能調理器が売れなかった場合には、担保に入れた自宅や土地を差し押さえられてしまうので福子も心配です。

 

気になる自宅や土地はどうなってしまうのでしょうか?

 

このあたりには衝撃の結末もあり、安藤百福の実話とともにネタバレをご紹介します。

 

 

コンテンツ

自宅の差し押さえや担保のネタバレと実話!~①

 

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まずドラマの結末ですが、萬平は自宅や土地、そして家財道具一切を差し押さえられてすべてを失うことになります。

 

しかしこれは万能調理器が売れなかったからではなく、梅田銀行の経営方針が変わったからです。

 

これまで池田信用組合を資金的に援助してきた梅田銀行ですが、突如として資金援助を中止して、今までの貸付金の2億円の返済を迫ってきます。

 

実はこの背景には「池田信用組合が潰れるかもしれない」という噂が広まって、預金者がパニック的に預金を引き下ろす「取り付け騒ぎ」がありました。

 

つまり大量の預金が流出していく池田信用組合を梅田銀行は見限ったのです。

 

しかしここで萬平は信用組合の理事長として「最後の仕事」をすることになります。

 

それは理事長を辞任する代わりに、梅田銀行が引き続き池田信用組合を支援することです。

 

そしてこの捨て身の願いは叶うことになります。

 

萬平の代わりに梅田銀行から池田信用組合の理事長を送り込むことになり、信用組合は経営破綻することを回避できます。

 

また織田島製作所への支援も取り付けたことから、万能調理器も世に送り出すことができます。

 

池田銀行としても信用組合の理事長としてドライな経営判断ができない萬平が退くことで、池田信用組合の経営の再建ができると判断するようです。

 

萬平は自身の辞職と引き換えに、織田島製作所や池田の地場産業を救うことになります。

 

とは言えこの問題と差し押さえられた自宅や土地は別問題の扱いのようで、資金の回収のために萬平の自宅や土地、家財道具などは競売にかけられることになり、萬平一家は池田を去ることになります。

 

このあたりの話の辻褄は今一つ合ってないように思えますが、とにかく萬平は池田信用組合や織田島製作所を救うことと引き換えにすべてを失うことになるのです。

 

ではモデルとなっている安藤百福はどうだったのでしょうか?

 

自宅の差し押さえや担保のネタバレと実話!~②

 

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他の記事でもご紹介しましたが、安藤百福は昭和26年(1951年)に大阪華銀という信用組合の理事長に就任しています。

 

しかし実態は単なる名義貸しで、理事長としての仕事にはさほど取り組んでいません。

 

そして大阪華銀はルーズな融資などで経営危機に陥って、取り付け騒ぎも発生。

 

昭和32年(1957年)にバックの梅田銀行のモデルの三和銀行が華銀の財産を差し押さえて、最終的には経営破綻してしまいます。

 

また百福の資産も大阪華銀に預けていたようで、全面的に預金が凍結されてしまいます。

 

その後百福は理事長としての責任を問われて、預金などの財産を失っています。

 

しかし自宅や土地は借り家や借地だったことから、差し押さえられてはいません。

 

とは言え、預金だけでは足りなかったようで、家財道具は差し押さえられています。

 

最終的には百福一家は池田の自宅を出て行きますが、差し押さえが理由ではなく、家賃などの面の経済的な理由だと思われます。

 

当時の百福の池田の自宅がどのようなものだったかは知る由もありませんが、資産家だったことからそれなりの暮らしをしていたはずです。

 

さらに織田島製作所の一連のエピソードはドラマオリジナルなので、百福がどこかの企業に入れ込んで融資を引き出したというのも実話ではありません。

 

またドラマの池田信用組合は梅田銀行の支援もあって経営破綻を免れていますが、前記のとおりモデルの大阪華銀は三和銀行の貸し剥がしによって、あっけなく倒産しています。

 

ドラマではこのあたりの事実を大きく脚色しており、萬平はいわば「英雄的な行為」により信用組合の理事長を辞任するように描かれています。

 

とは言え、このあたりのエピソードはかなり盛り上がりそうですから、楽しみですね♪

 

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