まんぷく|梅田銀行のモデルは三和銀行!貸し剥がしが酷かった!

 

朝ドラ『まんぷく』では、萬平は池田信用組合の理事長に就任しました。

 

金融に対する知識のない萬平ですが、池田の産業の発展のためという大義もあってこれを引き受けることになります。

 

証券マンだった小野塚真一のサポートや池田信用組合のバックには大手の梅田銀行がいたこともこの大役を受ける材料になりましたね。

 

これらのエピソードは安藤百福が大阪華銀という信用組合の理事長に就任した史実が下敷きになっており、梅田銀行のモデルは都銀の三和銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)です。

 

しかし三和銀行は大阪華銀に対し、強烈な貸し剥がしをおこなうことになります。

 

 

梅田銀行のモデルは三和銀行!貸し剥がしが酷かった!

 

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他の記事でもご紹介しましたが、安藤百福は1951年(昭和26年)に41歳で大阪華銀の理事長に就任しています。

 

大阪華銀は華僑や在日台湾人らの民族系の金融機関でしたが、百福は当初は金融の知識がないことからこの話を断っています。

 

しかし華銀側の三顧の礼や「名義貸し」に過ぎなかったこともあって、最終的にはこれを引き受けています。

 

(理事長時代の百福)

 

また百福は明言していないものの、やはり華銀のバックに都銀の三和銀行がついていたことも大きかったと思われます。

 

三和銀行は大阪華銀の建物や組合を担保に貸付資金を貸し出しています。

 

当初は神武景気の影響もあって大阪華銀の経営は順調で、当時大阪の財界で有名人だった百福が営業マンと心斎橋周辺をひと回りするだけで、相当な預金が集まったエピソードも残っています。

 

そして大阪華銀と三和銀行の関係ですが、華銀が集めた預金はその日のうちにすべて三和銀行に預金することになっていました。

 

三和銀行としては何もしないで預金が集まる見返りに、多少の資金不足はその都度面倒をみてあげており、いわば「持ちつ持たれつ」の関係でした。

 

大阪華銀は理事長の百福以下、幹部に金融のプロが誰もいないという素人集団でしたが、もちろんそのようなことは三和銀行側もわかっていたはずです。

 

ところが華銀のルーズな貸し付けで不良債権があちこちで発生すると、三和銀行も徐々に厳しい態度で臨むことになります。

 

末期には大阪華銀は経営不振を一挙に取り戻すために投機話に乗って失敗したこともあり、かなりの経営難に陥ることになります。

 

そして大阪華銀が不渡りを出すと、預金者がパニック的に預金を引き下ろす「取り付け騒ぎ」が生じてしまいます。

 

すると三和銀行は真っ先に華銀の建物と敷地を差し押さえる「貸し剥がし」をおこいます。

 

百福は自身の預金を引き出して債務の処理にあたろうとしましたが、どうやら預金は大阪華銀に預けていたようで、すでに華銀の資産も三和銀行によって凍結されていたため、それすらできませんでした。

 

このような三和銀行側の対応もあって大阪華銀は経営破綻の道を辿り、百福も預金のすべてを失っています。

 

時は1957年(昭和32年)で百福が47歳の頃でした。

 

しかもそればかりでは足りなかったようで、池田市呉服町の家にも国税局の役人が残っている財産を差し押さえに来ています。

 

他の記事でもご紹介しましたが、その際には現金や証書を義母の須磨(鈴のモデル)は腹巻に、仁子(福子のモデル)はハンドバックに隠しています。

 

別の部屋で寝ていた冨巨代(タカのモデル)の布団の中にも書類を隠しています。

 

さらには小学1年生だった明美(幸のモデル)のランドセルの中にも書類を隠して、何も知らない明美はそのまま学校に行ったというエピソードも残っています。

 

ちょっと話が逸れましたが、多少の財産はこのような土壇場の連係プレーで残すことができたようですが、大阪華銀の経営破綻の際には百福はほとんどの財産を失って、「無一文」になったとされています。

 

またこの際の三和銀行側のドライな対応にはかなりの不満を持っており、二度と銀行からは金を借りるまいと肝に銘じています。

 

ちなみに日清食品は発足時から一貫して無借金経営を貫いていますが、このことがきっかけになっています。

 

また百福自身も後年に「経営者は一度借り入れの味を覚えると抜け出せなくなる。経営に緊張感がなくなり、ツケは必ず自分に回ってくる」と大いに反省をしています。

 

このように大阪華銀の経営破綻や三和銀行の酷い貸し剥がしの末に多くを失った百福ですが、これらの失敗から学んだものも大きいようですね。

 

そして後の日清食品の大躍進の大きな糧にもなっているようです。

 

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