まんぷく|岡幸助(中尾明慶)のモデルと役どころ!たちばな塩業の社員
朝ドラ『まんぷく』には、たちばな塩業の社員の岡幸助役で中尾明慶さんが登場します。
中尾さんと言えば子役として「3年B組金八先生」などで活躍。
その後も人気俳優として多くのテレビドラマや映画に出演してきましたが、意外にもNHKの朝ドラは初出演となります。
そんな中尾さんが演じる岡幸助のモデルや役どころをご紹介します。
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岡幸助(中尾明慶)のモデルと役どころ!たちばな塩業の社員
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中尾明慶さん演じる岡幸助のモデルは、安藤百福が泉大津で塩田を立ち上げた際のメンバーのひとりです(名前などは不詳)
他の記事でもご紹介しましたが、百福の製塩事業はお金儲けではなく、失業中の若者たちを支援する色合いが多分に強いものでした。
これをはじめた昭和21年(1946年)当時は大阪の街には復員軍人や疎開先からの帰省者やらの人たちで溢れていました。
また太平洋戦争末期からの食糧難は餓死者を出すほど深刻でした。
もちろん仕事もほとんどなく、職に就けない若者たちが浮浪者と化しており、これを救済するために百福は製塩事業をはじめたのです。
泉大津の旧造兵廠の広大な土地を買い取って、塩田事業の従業員として街で数十人の若者たちを募りましたが仕事がない時代だったのですぐに集まりました。
塩づくりは鉄板を天日で熱して、そこに海水を流し込んで水分を飛ばして最後は凝縮液を釜で煮詰めるという単純なものでしたが、これでも塩はできました。
当時は塩不足の時代でしたから大いに喜ばれましたが、出来上がった塩は鉄板の錆の影響で赤茶けており、大きな売上なども計上していません。
とは言え百福にとって若者とともに過ごした泉大津での時間は感慨深いものとなっています。
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塩づくりのほかにも2隻の船を購入してイワシ漁をおこなったり、妻の仁子が作ったどぶろくで宴会をしたりと大いに楽しんだようです。
仁子は高等女学校時代に水泳の選手だったことから、若者たちと一緒に船にも乗っています。
そして若者たちも青年隊を組織して、塩づくりのほかに楽隊を編成して百福を出迎えたりしていました。
ところが百福はかれらに小遣いを渡していたのですが、それがGHQに脱税とみなされて重労働4年の罪で巣鴨プリズンに収監。
泉大津の土地も政府に没収されたため、塩田事業はあっけない幕切れを迎えました。
ドラマで中尾さんが演じる岡幸助は、これらの百福の製塩事業がモデルとなっているたちばな塩業の社員のひとりです。
出征前は乾物屋で奉公していましたが、空襲で店が燃えて、路頭に迷っていたところを萬平の右腕の神部(瀬戸康史)に声をかけられて社員になります。
前記のように百福の塩田のメンバーたちはイワシ漁をしてイワシの干物を作りますが、乾物屋出身の岡はこのあたりでキャリアを発揮しそうですね♪
ただし彼は真面目ではありますが、自尊心が高くけんかっ早い面もあるので、何かとトラブルを引き起こしそうです。
このあたりも含めて、岡幸助の活躍に期待です!
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