まんぷく|織田島製作所や万能調理器のモデルとネタバレ!実話なの?

 

朝ドラ『まんぷく』では、萬平は刑務所から釈放後は池田信用組合の理事長に就任することになります。

 

萬平の釈放にあたっては反税運動の旗頭になっていたことから、東京財務局や進駐軍が取引を持ち掛けて、国への提訴の取り下げや追徴課税分10万円の支払いなどが条件となりました。

 

しかしGHQや国を相手に戦った萬平への支援者は多く、有名人であることから、新たに誕生する池田信用組合の理事長に懇願されて就任することになります。

 

悩んだ末にこの話を引き受ける萬平ですが、ここで登場するのが小田島製作所と経営者の織田島健三です。

 

この製作所は小さな町工場ですが、誰も開発していない万能調理器を開発しようとしており、もともと発明家である萬平も深く関わることになります。

 

そんな織田島製作所や万能調理器のモデルやドラマのネタバレなどをご紹介していきます。




 

コンテンツ

織田島製作所や万能調理器のモデルとネタバレ!実話なの?~①

 

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まず結論から申し上げますと、織田島製作所のモデルは存在せず、ドラマオリジナルです。

 

他の記事でもご紹介しましたが、萬平が理事長を務める池田信用組合のモデルは実際に安藤百福が理事長を務めた大阪華銀です。

 

しかし実質的には名義貸しで、百福が実際に職務をおこなったことはほとんどありませんでした。

 

また最終的には大阪華銀はずさんな貸し付けなどにより経営悪化して経営破綻してしまいます。

 

もちろんその貸付先には町工場などもあったはずですがその詳細なども不明で、一連の織田島製作所や万能調理器のエピソードはドラマオリジナルでしょう。

 

とは言え、この織田島製作所や万能調理器との関りは、萬平の理事長時代の大きな見どころとなります。

 

また織田島製作所が開発する万能調理器は、昭和30年代から普及した「ジューサーミキサー」などの万能調理器をモデルにしています。

 

以下ではこの点について詳述していきます。

 

織田島製作所や万能調理器のモデルとネタバレ!実話なの?~②

 

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織田島製作所が開発する万能調理器とは、容器の内部の刃を取り替えることで、ジューサーにもミキサーにもなり、野菜のみじん切りもできるというものです。

 

これに関しては昭和30年代には一般的に普及していた「ジューサーミキサー」などの万能調理器をモデルにしています。

 

かつてはジューサーといえば果物をてこの原理で押し潰すタイプが一般的でした。

 

 

そして進駐軍などの影響で健康への関心が高まった昭和27年(1952年)に、日本でも「生ジュース」のブームが発生して、この年に東芝が日本初の電動ミキサーを発売していますが、価格は15000円とかなり高額でした。

 

その3年後の昭和30年(1955年)に同じく東芝が日本初のジューサーを発売しています。

 

 

そして昭和30年代半ばに東芝や日立、松下電器などからジューサーとミキサーを兼用できる万能調理器が発売されています。

 

これらの商品は概ね内部の刃を交換することで、ジューサーやミキサー、そして野菜のみじん切りなども可能にした13役の万能調理器です。

 

ただしこれらが登場した当時の具体的な商品名や明確な登場時期、価格などの詳細についてはわかりませんでした。

 

後にこれらの商品は「ジューサーミキサー」などの名前で一般家庭に普及していくことになります。

 

 

ドラマの舞台も昭和32年(1957年)ですから、この概ねジューサーミキサーの歴史と合致しますので、織田島製作所が開発する万能調理器もこれらの商品がモデルになっているはずです。

 

前述の通り万能調理器の開発などのエピソードは大半がフィクションとなりますが、萬平や織田島製作所社長の織田島健三が本気で開発に挑みますから、このあたりは見ごたえがありそうですね♪

 

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